むくみの原因になる飲食物
さらっとした汗の質に変わると、体熱を放散して夏が涼しくなる。
むくみの原因になる飲食物、日常の食生活の思わぬ落とし穴
この「むくみやすい飲食物」のテーマには深い思い入れがあり、施術後にむくみの改善が芳しくない方が時折いらっしゃいました。
そこで、むくみのとれ方が芳しくない方は、食生活に問題があるのではないかと疑問を持ちました。
ひんぱんに摂取しておられる飲食物を挙げていただいて、次回のご来院までそれを摂らないようにして経過をみてみました。消去法で洗い出す方法です。
その結果、摂取しているとむくみやすくなる飲食物をいくつか割り出しました。
以下のような飲食物を摂取しないでいると、むくみが減少して、ベットリとした汗がさらっとした汗に質が変わりました。
さらっとした汗に変わると体熱を放散しやすくなり、夏でも涼しく過ごしやすくなるということも期待できます。
(※ 個人差があることを、ご了承の上でお読みください。)
(1) ペットボトルの飲料・・・何らかの添加物が混入のためか ?
まずはペットボトルの飲料が、顕著にむくみを生じさせるのを発見しました。
問題を起こすのは、「ウーロン茶」「緑茶」などのお茶の類でした。
それらがむくみにつながると気づく最初のきっかけは、中国に赴任しておられるAさんの施術経験からでした。
Aさんは帰国の度にいらっしゃるのですが、施術後に毎回きまって滴るような多量の汗をかかれていました。
上部頚椎の矯正後は脳からの指令が確実になり、体に余分な成分や水分がたまっていると、即座に排出しようとして多量の汗が出たのです。
「これは、日常において何か不要なものを摂取しているに違いない」と思いました。
Aさんにお尋ねしたところ、「ペットボトルに入った中国茶を、毎日飲んでいます」というお答えで、それを止めてミネラルウォーターに変えるようにお薦めいたしました。
それからAさんは、施術後に多量の汗が出なくなり、まぶたのむくみも少なくなりました。
これはあくまでも私の推測ですが、淹れたてや搾りたてで飲まないと酸化して苦くなったり変色したりする飲み物に、何かが添加されたり加工されたりした状態で飲まされているのではないか ? 何らかの添加物や人工的な加工が作用して、むくみとなって表れているのではないかと考えました。
中国のペットボトル茶は日本製のものより、もっと有害な添加物が多量に含まれているために、施術後に多量の汗を伴ったのだと考えられます。
淹れたてや搾りたてで飲むのが適しているお茶類・コーヒー・ジュースの類を、缶・瓶・ペットボトルに入れて保存されているものは同じことになります。
その他、インスタントがうたい文句のものも同様でした。水出し麦茶やインスタントコーヒーもこの類に入ります。
日常的に摂取しているとむくみにつながったことを確認しました。
※ ミネラルウォーターの中にも、むくみやすくなるものがありましたが、ここでは割愛しました。
(2) ヨーグルト・牛乳・・・乳糖分解酵素の働きが弱い日本人には不向き
ヨーグルト・牛乳もむくみにつながると推測しています。個人差がありますので経過観察が必要です。
牛乳に含まれている糖質は乳糖(ラクトース)といい、乳汁中のラクトースは小腸の乳糖分解酵素ラクターゼによってガラクトースとグルコースに加水分解されます。
これら二つの単糖類は小腸上皮に吸収され(細胞内に入る)ますが、ラクターゼ活性の低い人が牛乳を飲むと、乳糖は分解されないまま腸内細菌の多い大腸に達し、腸内細菌による分解を免れた乳糖はその高浸透圧性によって腸管の水分吸収を妨げるとともに、腸壁から水分を吸い取ってむくみとなって表れるのです。
牛乳はしぼったままの牛の乳(生乳)を加熱殺菌したものですが、加工乳は脱脂粉乳が入っていますので、むくみの原因になると考えています。
(※ 個人差があることを、ご了承の上でお読みください。)
(3) 豆乳やきな粉など・・・輸入大豆の遺伝子組み換えが原因か ?
豆乳やきな粉もかなりむくみとなって表れるようで、同時に頬にうっすらと赤みが伴うことも多いです。
おそらく輸入大豆の遺伝子組み換えが作用しているのか、大豆アレルギーが作用して、むくみが表れているのではないかと考えております。
お店では「国産大豆」とうたって並べられていますが、店頭に並んでいるほど、日本国内で収穫できていないはずです。輸入大豆を水増しして、混入させているのではないでしょうか ?
(4) 醸造用アルコールが入ったお酒
人工的に合成された醸造用アルコールは、体内で分解されにくく、むくみにつながります。健康面でも良くないため、本当のお酒を飲まれた方が賢明です。
参考までに本当のお酒とは、日本酒の場合は純米酒、焼酎は乙類、ウィスキーはモルト100%、などが挙げられます。
ドイツでは純正令(Reinheitsgebot)により、ホップ・大麦麦芽・水だけを使用したものがビールと表示することができ、日本で販売されているコーンスターチ・米などが含まれているビールは邪道とされるようです。
(5) 浄水器・・・抗菌作用のために使用されている"銀"による悪影響か ?
水に関しては微妙な成分がむくみの原因なって作用します。
浄水器ですが、抗菌作用のために銀粒活性炭、もしくは銀でコーティングされた中空糸膜を使用したものが販売されています。
銀は雑菌の繁殖を抑えはしますが、体には有害ですから微量に含まれた水を毎日のように摂取していると、むくみが出やすくなります。
○○イオン水と称して、体にいいとされている整水器に関しても、むくみにつながったものもありました。
(6) 塩分不足・・・薄味嗜好により、からだが塩抜けに
健康な生活を送るために、塩分は適量を摂取する必要があります。
育った家庭が薄味だったことからその味覚を引き継いだり、行き過ぎた健康志向で塩分の絶対量が不足しているという方が時折いらっしゃいます。
いわゆる「塩抜け」の状態になっていると、体に水分が溜まりがちになってむくみへとつながってしまうのです。
塩分不足はそれだけでなく、けだるい感じが続いて活力をなくしてしまうことにもなりかねません。
(7) 健康食品やサプリメントの悪影響
健康食品やサプリメントが、むくみの原因になることがあります。
これらのものを摂っていると、脳が不要なものと判断して体外に排出しようとしますが、追いつかないとむくむことがあります。
施術と併用して、以上のような飲食物に気をつけて生活していると、体のむくみ改善につながる可能性が高くなります。
施術方法とむくみを取る方法については、以下のページをご覧ください。
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