動悸・不整脈の意外な原因
横隔膜の歪みは心臓に負担をかけ、動悸や不整脈が発生することがあります。
急いでいるときに、心臓がドキドキして息苦しくなることがありませんか ?
呼吸が浅い感じがして脈も速く打っているようであれば、動悸や不整脈が起きているのかもしれません。
横隔膜の歪みが、動悸・息切れ・不整脈の原因かもしれない
まずは、脈が乱れていないかチェックしてみましょう。
不整脈や動悸の前兆を調べる手段は心電図だけではなく、人差し指・中指・薬指の3本を手首に軽く当てて脈拍の強さとリズムを調べるという簡単な方法があります。
脈が忙しく落ち着きのない跳ねるような打ち方をしていて時々飛んでいルような脈の打ち方をしていると、動悸・不整脈などが発生していることがあります。
加えて脈の打ち方に力強さがなく、弱くて覇気のない脈の打ち方をしていることがよくあります。
心臓の機能的な不調である不整脈は、心臓のはたらきが悪いために脳へ血液が流れにくくなって、頭部への血流が30%低下することもあるそうです。
貧血を招いたりすることがありますので看過できない問題です。
横隔膜の歪みが動悸・不整脈の原因になることがある
正常であれば、心臓は1日に約10万回ほど収縮と拡張を交互に繰り返し拍動しており、そのリズムが乱れていることで不整脈になります。
長年の施術経験から、動悸・不整脈で悩んでおられる方の多くは、人体の中で最大の呼吸筋である横隔膜の位置異常が起きているということがわかりました。
横隔膜(紺色の部分)
心臓の近くにある人体最大の呼吸筋である横隔膜が歪んでいると、心臓にも影響を与えて脈拍が不安定になるのです。
動悸・不整脈といえば心臓や肺の異常を想起する方が多いと思われますが、動悸・不整脈の原因はこの横隔膜の歪みであることが多いのです。
横隔膜が歪んで心臓、あるいは心臓から出て横隔膜を突き抜けている腹大動脈を圧迫することで、動悸・不整脈が起きるという仕組みです。
また、横隔膜は呼吸するときにも作用している大きな筋肉ですから、横隔膜がそのように歪んでいると息切れ・心肺機能の低下の原因にもなります。
横隔膜の歪みは首の歪みから
首の骨である頚椎4番から出た横隔神経が横隔膜へ脳からの信号を送り、コントロールしています。
そのため、首が歪むと横隔膜がうまくコントロールできなくなり、位置異常がおきて歪みます。
すなわち、首の歪み→横隔膜の歪み→動悸・不整脈 という流れになります。
どうすれば、動悸・不整脈が快方に向かうのか
薬などによる動悸・不整脈への対症療法について
動悸や不整脈に悩んでおられて薬の服用や手術などの方法に頼る方が多くいらっしゃいますが、長期に渡って薬を飲み続けていると副作用も心配ですし、手術して切ったところは元には戻れません。
もし仮にそれらの方法で一時的に動悸や不整脈を抑えられたとしても、また再発する可能性は否めません。そのたびに同じ方法を繰り返し、体に負荷をかけ続けることで、動悸・不整脈以外のつらさに悩まされることになる可能性もあります。
首の一点矯正が横隔膜の位置も変える。
上記のことからも、薬や手術に頼らず自力で自然な心臓の拍動に戻すことが理想的です。
十全治療院では上部頸椎の矯正によって横隔膜の歪みを矯正し、動悸・不整脈を改善に導きます。
首の一点矯正
首の一点矯正の目的は、脳からの指令を五体そして体の各部位へ正しく導くことです。
手の指に傷を負っても自然に傷口は塞がりますが、これは脳から指令を手の指に届けて修復しているのです。
他の場合でも同じ理屈で、不都合や故障を起こしている部位に脳からの指令が正しく届けば、傷口を塞ぐようなかたちで横隔膜の歪みにも届いて自然に矯正されるのです。
脳からの指令は、延髄から脊髄を経由して手指の神経まで流れていきます。しかし、その経路に問題があって脳からの指令を妨害していると、脳からの指令が滞ってしまいます。
脳からの指令を妨害しているのが上部頚椎に起きているズレであり、脊髄を圧迫しているのです。
首の一点矯正後、横隔膜にも的確に脳からの指令が伝わり、横隔膜の歪みが矯正されると心臓への負担が軽減されていくのです。これによって自然に動悸・不整脈が軽減されていくのです。
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※ 上部頚椎の矯正後は、病院で定期的に不整脈の検査をして、服用されている薬の加減について担当医の指示を仰ぐことをおすすめしております。
睡眠時無呼吸症候群と動悸・不整脈
心臓や血管の病気にもつながる、睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)があります。
いびきが酷くなって睡眠中に呼吸がたびたび止まるようになり、熟睡できず様々な不調を招いてしまいます。
睡眠中の酸欠状態は心臓に負担をかけて動悸や息切れ・不整脈の原因になります。
動悸・不整脈が長く続いているときは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いもあります。
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「パニック発作」も横隔膜の歪みから
突然起こるパニック障害の激しい動悸の発作も、横隔膜が原因であることがよくあります。
激しい動悸がより不安感を増してしまいます。
前述のとおり、首の一点矯正により横隔膜の歪みがとれると、つらいパニック発作も軽減する方向に向かいます。