足冷え 血流促進
手足冷え対策
手袋や靴下を履いて寝ないと、手足が冷たくて眠れないなどの悩みがありませんか。末梢への血流が悪くなっているのかもしれません。
首や腰が歪んでいると、手足に向かう神経を圧迫して末梢の毛細血管まで血液が十分に循環していなくて、血流が悪くなっている状態です。
体が歪んでいると血流が悪くなり、冷え性の原因になる。
十全治療院にいらっしゃる方には、手足が冷える末梢冷え性の方が多いです。
例えば重度の冷え性の方の場合は夏場でも足底が冷たく、紫色に変色しているくらい血行が悪くなっている方がいらっしゃいます。
さらに状態が悪いと、脚全体が冷えてしまっています。
そのような冷えは放置しておくと生活に支障をきたしてしまいます。
例えばオフィスでのお仕事の際は、冬は暖房がきいているのに足先が冷えてしまい、夏は冷房がついてもともと冷えている足をさらに冷やすことになります。
そのような場合、お仕事を続けるのは非常につらくて仕事の能率も上がらないことでしょう。根本的な冷え対策が必要です。
使い捨てカイロで温めたりしているだけでは、その場しのぎで冷えが一時的に緩和されたとしてもまた冷えてしまいます。
根本的な末端冷え性の対策をしないと、悪循環を繰り返すだけです。
冷えの2つのタイプ
冷えには大きく分けて二つのタイプがあります。
末梢循環トラブルである手足の冷えなどの末端冷えのタイプと、全身が冷えてしまうタイプの2つです。
全身の冷えについては以下のページをご覧ください。
冷え性 改善 血流のページへ
手足冷え性 原因: 歪みによる血行不良
① 手の冷え 原因: 首の骨(頚椎)の歪み
手先の冷えは首の骨の歪みが主な原因です。
背骨の首の頚椎4番~胸椎1番の部分から、多数の神経が腕神経叢という束になって手へ向かって流れています。
そのため首の骨が歪むと手に向かう神経が圧迫され、抹消の毛細血管にまで神経伝達が正しく行われなくなり、血行不良を起こしてしまいます。
これが手先の冷えるしくみです。
手の冷え性 原因 腕神経叢
② 足の冷え 原因: 腰の骨(腰椎)の歪み
一方、足の冷えは腰の骨の歪みが主な原因です。
手には首の骨から神経が流れている一方で、足に向かって流れる神経は背骨の腰の部分の骨(腰椎)から腰神経叢という束になって流れています。
冷えが起こるメカニズムは同様で、腰椎の歪みが神経圧迫を引き起こし、血行不良となった結果として足が冷えるのです。
すなわち、脊髄から神経が枝分かれする点(手へ向かう神経の場合は首、足へ向かう神経の場合は腰)が歪んで神経圧迫が起き、神経の伝達がうまく行われずに血行不良になる、というのが末端冷え性のメカニズムです。
そのため末梢冷え性の対策としては、体の歪みをとり除く必要があります。
足の末端冷え性の原因、腰神経叢の圧迫
手足冷え性の根本的な対策になる、首の一点矯正
首の一点矯正により、全身の歪みを整えることができます。そのため首・腰の歪みも矯正され、冷え性対策になります。
施術後に末梢にまで脳からの指令が行き届くと、血流がよくなって手や足の冷えが軽減していくのは、脳の力がはたらいているからです。
上部頚椎の矯正
実際に「腰の痛みが改善する時に、足の冷えがなくなった」「首の痛みが消え、肩が温かくなった」とのお声をいただくことがあります。
歪みがとれて神経の流れが活発になると、腰痛・首の痛みといった体の不調とともに末端までもの血行がよくなり、冷えも改善されていくのです。
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冷え性改善の実例 : 手術後に冷え性になった、Aさんの例
特殊な冷えのケースをご紹介したいと思います・・・・銀行員Aさん53歳、クモ膜下出血で倒れ救急病院で即手術後にいらっしゃいました。
手術後から右手は自由が利かなくて握力は10足らず、一番の辛さは「真夏でも手を洗うと、氷水で洗っているかのように刺すような痛みを感じる」とのことでした。
手も含めて右腕全体が冷たくなっていましたし、エアコンの風は全身が耐え難いほどおつらいとのことでした。
Aさんは仕事人間で責任感が強く管理職というポストも手伝って、右腕が不自由でも睡眠時間を4時間に削って猛烈に働いておられました。
私は「せめてもう1時間、睡眠時間を増やして下さい。そうしないと施術に通われても順調に快復しないかもしれませんよ」と申し上げましたが、「30分多く眠ることは可能ですが、それ以上は無理です。週2回通いますので、何とかして下さい」とおっしゃいました。
そういうわけで、1週間に2回のペースで2ヶ月経過した頃は顔色が少し良くなり、右手もほんのりと温かくなり、握力は15に快復した程度でした。
通院を始めてちょうど4ケ月目に差し掛かった時に、「頭の中の血管が開いていっているような感じで、頭の中が痒いような感じを覚えます」と訴えられました。
それから10日後には曲がっていた右手の指が伸び始め、同時にジンジンと強く痺れ(しびれ)始めました。これは「頭の中の血管が開いていっている・・・・」も含めて、快復に向っている過程に起きる好転反応です。
正座して立ち上がった時に膝の圧迫がなくなって足が痺れたり、痛みを感じたりするのと同様です。そのため体にダメージが残るものではありません。
その後、1ヶ月後には握力は41に快復しエアコンの風も心地良く感じるようになり、水道で手を洗ってもごく普通の水温に感じるようになりました。
(※ 効果には個人差があり、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。)