便秘・宿便の悩み
便通が悪くてお腹が張って苦しくなる、お通じの悩み。
便秘の原因と改善法
消化吸収から排泄までの流れを変えることが、効率的な便秘の解消に繋がる。
お通じの調子が悪く、お腹が張って苦しくないですか ? お腹にガスが溜まっているかもしれません。
便秘でお悩みの方は結構いらっしゃいますが、便通も消化吸収から排泄までの一貫であると考えて下さい。
消化吸収から排泄までの流れを正しくして、根本的に便秘が起きないような体に変えることが必要です。
以下では、あまり気がつかない以外な便秘や宿便の原因についてお話しします。
唾液の質と量が消化吸収の第一歩
食べ物が口の中に入った瞬間から消化吸収は始まっています。このスタートは唾液の分泌から始まります。それは食べ物を消化するための消化液としての第一歩だからです。
分泌される唾液で、その後の消化吸収から排泄までの流れに大きく影響して、お通じの調子が悪くなり便秘や宿便の原因に繋がりやすくなります。
口の中で噛み砕かれた食物が唾液と混ぜ合わされて、食道を通って胃に運ばれるのですが、唾液が正しく分泌されていないと、胃には消化不良のまま送られてしまいます。
それをカバーするために胃や腸が余分にはたらかないといけなくなることと、腸での水分や栄養の吸収も正常ではなくなり便の質も低下して硬くなったりします。
便の質がよくないので、最終段階である排泄が上手く運ばなくなり排便困難になります。
顎の周りにある、8種類の唾液線
唾液は、1日あたり約1.5L分泌される。
唾液は、成人で1日に役1.5Lも分泌されるといわれています。唾液線は8種類ありますから、唾液の質にも関係してきます。
唾液線は顎 (あご) の周りにありますから、顎が歪んでいると唾液腺を圧迫して、唾液の質と量が正常ではなくなります。
唾液分泌が整うと 消化吸収→排泄 のバランスがよくなり、便秘が軽減することに近づきます。
顎の歪みをとることが、唾液腺への圧迫をなくして唾液の分泌を促すきっかけになるのです。
五体のバランスが整い根本的な便秘解消法は、以下のページをご覧ください。
>施術の方法と特長のページへ
便秘になりやすい、体の状態
便秘になりやすい体・その1:自律神経の乱れ
自律神経が乱れていると、消化不良から便秘になったりもします。
肛門やその周辺に交感神経と副交感神経が複雑に入り乱れていますので、交感神経優位になると肛門括約筋に緊張を起きて排便困難になります。
例えば、旅行中に便秘気味になったりするのも同じで、環境の変化に伴う精神的なストレスが肛門括約筋を緊張させて便秘の原因になるのです。
>自律神経じ自律神経失調症 律神経の乱れのページへ
便秘になりやすい体 その2:腰椎のズレ
背骨の腰の部分にある腰椎4番と5番から出て脊髄から枝分かれした神経が、大腸に向かって流れています。
この4番と5番がズレて大腸へ流れている神経を圧迫していると、大腸の働きが悪くなり便秘になることがあります。
この場合は、腰椎4番・5番のズレがなくなると便秘症が軽減して腰痛の改善にも繋がります。
腰椎から出ている神経
便秘になりやすい体 その3:尾てい骨の歪み
滑って転んで、尾てい骨を強打すると尾骨が曲がることがあります。
近くにある肛門を、尾てい骨で蓋をするようなかたちで圧迫していると便秘になることがあります。
肛門の周囲には交感神経と副交感神経が多数あり、尾てい骨が歪んでいると神経を圧迫して自律神経が乱れて、便秘を引き起こすことがあります。
後ろから見た骨盤と尾骨
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