不眠症 レム睡眠とノンレム睡眠
国民の20%が悩まされ不ている不眠症の対策
レム睡眠とノンレム睡眠
目覚めがスッキリしなくて、ぐっすり眠っているような感覚がない状態が続いていませんか。レム睡眠とノンレム睡眠のリズムがうまくかみ合っていないのかもしれません。
レム睡眠とノンレム睡眠がリズミカルに規則正しく交互に繰り返せるように、体の状態を整えることが不眠の対策になります。
レム睡眠とノンレム睡眠の周期が整えば睡眠の質が向上します。眠っている途中に起きてしまったりすることなく、スッキリと目覚めて日中に眠くならないことでしょう。
質の良い睡眠と適度な量の眠りが、健康的な暮らしのためには必要不可欠なのです。
レム睡眠は、日中の経験の様々な事柄から必要なものを記憶していると考えられています。例えば赤ちゃんは眠りの半分近くがレム睡眠で、日々の多岐にわたる学習を記憶していると言われています。
またノンレム睡眠中においては、日中に学業や労働等によりはたらき続けた脳がリフレッシュしながら、同時に成長ホルモンを大量に分泌しています。
ノンレム睡眠時に分泌される、成長ホルモンの働き
寝入り時と深い睡眠であるノンレム睡眠中は、成長ホルモンが大量に分泌されます。
成長ホルモンは成人になっても分泌し続けます。
例えば、体調不良に陥った時や風邪をひいている時は夜以外にも眠気をもよおすことがありますが、これは多く眠ることで成長ホルモンの分泌を促進させ、免疫力を高めて体の快復を図ろうとする本能の働きなのです。
このように成長ホルモンは人間の成長を促進させているばかりではなく、疲労回復や皮膚の再生・育毛などの美容効果があり、体内の脂肪を分解する働きも担っています。
睡眠中の成長ホルモン不足が招く、体への悪影響
- 疲れがたまりやすくなった
- 手足が冷えて仕方がない
- 皮膚がカサカサする肌荒れ
- 集中力が続かない
- 意欲が湧いてこない
- 情緒不安定
- 心血管性不調(狭心症・心筋梗塞・脳梗塞など)
- 中性脂肪の増加
※身長が伸びないと悩まれているお子さんの場合、深く眠れていないかもしれません。以下のページをご覧ください。
身長を伸ばすのページへ
不眠と肥満
深い眠りのノンレム睡眠がうまく行えてない方の場合、成長ホルモンの分泌が十分でなくなって、体内で十分に余分な脂肪の分解や燃焼がされずに肥満に陥ってしまう傾向もあるのです。
特に睡眠時無呼吸症候群(SAS)で寝ている間にいびきをかいてしまう方の場合も、成長ホルモンの分泌が阻害されている傾向にあります。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方は睡眠時に全身が酸素不足状態になっている関係で眠りが浅くなり、成長ホルモンの分泌が約70%も落ち込むとも言われています。
ダイエット効果があまり出ない方は、いびきのせいで成長ホルモンの分泌が阻害されているのかを疑ってみる必要があります。
また睡眠不足は、脳に満腹刺激を与えるホルモンであるレプチンの働きを悪くして、食欲を増進させるホルモンであるグレリンの分泌を増やし、脂肪を蓄積しやすい体質になってしまいます。
さらに拮抗関係にあるこの2つのホルモンバランスが崩れると体は異変を感じて、エネルギーの消費も抑制されてしまいます。
このように、不眠と肥満は大きく関係しています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)といびきの息苦しさのページへ
不眠症と快眠体のページへ
レム睡眠・ノンレム睡眠のリズムを整えるためには
脳波の乱れがあるとレム睡眠・ノンレム睡眠のリズムが正しくなくなります。
頭蓋骨の歪みがあると、脳波が乱れます。頭蓋骨の歪みが矯正されると脳波の乱れが減って、レム睡眠・ノンレム睡眠のリズムが正しくなり眠りの質が向上します。
十全治療院では、首の一点矯正で頭蓋骨を矯正することができます。
首の一点矯正
頸椎のズレを一ヶ所矯正すると脊髄のズレがなくなり、脳からの指令が正しく全身へ伝わります。
脳の力がはたらいて骨格の歪みが全身にわたって自然に矯正されることになりますから、頭蓋骨の歪みも矯正されるのです。