野球肩をなおす
体軸を整えて、野球肩を克服する整体
ボールを投げるときに肩に強い痛みが走るような感じがありませんか。
野球で肩を壊して野球肩になって、腕がだるくなって肘にも痛みが出ているかもしれません。
スポーツ障害の野球肩 !
野球は、「日本の国民的スポーツ」と呼ばれるくらいポピュラーなスポーツです。
一流のプロ野球選手が「A投手は、野球肩の手術した」「B投手は、野球肘の手術した」などのスポーツ紙の報道を目にします。
「大事なのは指先がきちっとボールにかかった球を、どれだけ投げ続けられるか」「指にかかったボールを投げられないと一軍じゃあ通用しない」という言葉をあるコーチから聞いたことがあります。
野球肩や野球肘、そしてどの野球選手にも関わっている「投げる」ことについて詳しく説明してみたいと思います。
バッティングについてはゴルフスウィングに共通点がありますので、ゴルフのページをご参照下さい。
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野球選手のスポーツ障害について
野球をしている方によくある肘・肩の故障がどのような繋がりで起きていくのか、重要なポイントを解剖学と長年の経験上の観点から詳しく説明してみます。
(1) 上肢(肩~手)へ向かう神経は背骨の第4 ~第7頚椎、第1胸椎から腕神経叢と呼ばれる束になって流れていきます。そのため背骨のそのあたりの骨格が歪んでいると上肢へ向かう神経に圧迫が起きます。
そうなると、上肢の筋肉が神経伝達の不足によりパワーダウンしてしまったり(運動神経)、手の感覚が鈍くなったり(感覚神経)して、ボールを投げる時に悪い影響を及ぼすことになります。
(2) 肩の関節は、臼状(球状)関節といってボールを受けるような形になっており、通常であれば、可動域が広く自由な動きが可能なように成り立っています。
しかし、この肩関節が定位置に定まっていないと関節の球面部分が滑らかに動かず、ひっかかってしまい動きを制限されますので、これもボールを投げる時に悪影響を及ぼします。
(3) この肩関節の位置異常が極端に悪化した場合、電車のつり革を持てなくなったり、上着の脱着がままならなくなったりと日常生活にも支障をきたします。
肩が自由に動くためには、肩甲骨もスライドして肩関節に同調して移動する必要があり、肩甲骨の自由な動きが制限された結果として、二次的に肩関節をロックしているのが野球肩の原因になっているというパターンが多いです。
(4) 投げるという動作は肩と腕だけではなく、体を弓なりに反らして、その弓なりの状態の反作用を利用し、フォロースローでカラダを前屈するといった動作になります。すなわち、「ボールに体重を乗せる」という表現があてはまるような動きです。
つまり全身を使ってボールを投げているのであり、野球で大事なのは肩や腕だけではありません。上半身と下半身も含めて、特に背部の筋肉・腹部の筋肉のはたらきが重要です。
筋肉は起始と停止があり、両端は何れかの骨に繋がっています。そのため体の歪みがあると筋肉の収縮と伸展がうまくいきません。
(5) 体の軸の乱れ、足のスタンスの不確実さ等の骨格の歪みを抱えたまま野球をすると、歪みのある状態を肘の動きで無理にカバーすることになります。
特に投手は投球の回数が練習時も含めて半端ではないので、肘に負担がかかり続けることになります。そのため手術という結果にまでいたるまでの障害にいたることが多いようです。
野球肩の対策
十全治療院の首の一点矯正が、野球にまつわる体のトラブルの解消、またそのようなトラブルが起こるのを未然に防ぐことにつながります。傷めている肘や肩には一切触れず、体に負担をかけない安全な方法です。
矯正によって脳からの指令が全身に行き届くと、全身の骨格が本来あるべき位置に移動していき、歪みがとれていきます。
体の歪みがある状態で野球の動作を行うことが故障の原因になります。
故障という観点だけでなく、歪みのない体、体軸が整っている状態であればあらゆる動作が自然な形で行えるようになりますので、野球の上達にもつながる可能性があります。
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上部頚椎の矯正
野球プレー後のケアについて
一流の野球選手ほど、筋肉のクールダウンからマッサージにいたるまで、プレー後のケアは入念に施されているのが常だと思われますが、健康体であれば、プレー後の疲労は自然に快復するはずです。
一般によく行われているように、間髪をおかず疲労した筋肉の硬縮(コリ)を揉み解すのは、自然修復の理に反することとなってしまい、かえってよくありません。
事実、肘の故障で手術に踏み切らざるをえない選手が絶えない現状は、現在広く行われてるケアは真の意味のケアに繋がっておらず、逆に選手寿命を縮めてしまっているのではないでしょうか?
スポーツヘルニア [groin pain syndrome(グローインペイン)]
最近、サッカー選手に限らず野手の選手にスポーツヘルニアの訴えが多いのですが、これはゴロの捕球練習が過度に腰を落としてかがむ動作が多いためだと思われます。
groin pain syndrome(グローインペイン)と呼ばれるスポーツヘルニアは、股関節の動きや腹圧がかかってスポーツヘルニアの発症を繰り返します。
さらに、毎日の練習メニューの中のストレッチが悪循環を繰り返すことにつながります。
スポーツヘルニアに関して、詳しくは以下のページをご覧ください。
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