ぎっくり腰の原因と予防
まともに動くこともできない、激しい腰の痛みのぎっくり腰。
何度も、ぎっくり腰を繰り返していませんか。
立ち上がろうとしても腰に激しい痛みが走り、何かに掴まらないと立ち上がれないような激しい腰痛になったことがありませんか。
くせになって激しい腰の痛みを何度も繰り返してしまうのが、ぎっくり腰の特徴です。
「20年の間にギックリ腰の再発を15回ほど繰り返して、今回は、3日間も寝たきりになりました」とのお話もあるくらい、繰り返す急性腰痛の悩みは深刻です。
年末年始に多い急性のぎっくり腰
腰の弱いところが一気に悪化して激痛に見舞われる、ぎっくり腰は年末年始に多いのが特徴です。
年末の仕事の疲れや忘年会、正月の食べ過ぎ飲み過ぎなどが重なって、体への余計な負担になっていることがその原因として考えられます。
ちょっとした姿勢で、ぎっくり腰を起こしやすいのです。
- 庭仕事などで、前かがみになった時
- ふいに体をそらした時
- 急にからだを伸ばそうとした時
- 腰をひねった時
- 長く座っていて、立ち上がろうとした瞬間
ぎっくり腰
ぎっくり腰の原因
いくら姿勢に気をつけていても、何回も繰り返してしまうのが、ぎっくり腰です。
ぎっくり腰の原因を根本的に取り除かない限り、問題解決にはいたりません。
疲れがたまっているほど体の歪みが大きくなり、体の歪みに比例して背骨も大きく歪みます。
疲れている時に背骨が歪んで、抱えている腰骨のズレが背骨全体のよじれによって押し出されます。
これがぎっくり腰です。
根本的な腰痛の対処法を説明しています。
詳しくは以下のページをご覧ください。
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X線 腰椎の歪み
ぎっくり腰の予防には、大腰筋の筋力維持が大切。
ぎっくり腰のときは、上半身を支えることが困難になってしまいます。
お腹の奥の方の背骨の前側に位置している大腰筋が上半身を支える役目を担っています。
大腰筋の筋力低下は、急性腰痛のぎっくり腰になりやすい状態です。
「ぎっくり腰予防には、腹筋と背筋を鍛えて筋力アップをはかるのが肝心です」とのコメントが一般的です。
しかし実際には腰を支えている役割を果たしているのは、腹筋よりもこの大腰筋のはたらきによることが大きいのです。
ギックリ腰の原因になる、大腰筋