はつらつ元気 (2012年 8月号) 「腰」の名医、名施術師50人
コーヒー、ショウガなど刺戟食の大量摂取を中断すれば腰痛は快方
これまでの施術経験から私は、
腰痛を招く原因になる飲食物があると考えています。
はつらつ元気 2012年 8月号 P114.
十全治療院紹介
福田 正一 先生
これまでの施術経験から私は、腰痛を招く原因になる飲食物があると考えています。
それは、コーヒーやペットボトル飲料などの飲み物。食べ物であればトウガラシやニンニク、ショウガなどのいわゆる刺激物といわれるものです。
コーヒーなどを毎日一~二杯、ニンニクやショウガなどを料理の味付け程度というのであれば特に問題はありませんが、大量に摂っているとあれば、それが原因で痛みが改善できないということが十分に考えられます。
こちらでも多くの腰痛ご来院者が来られますが、ごくまれに痛みがすぐにぶり返してしまう、痛みが取れにくいという方がいらっしゃいます。
その方にお話をうかがってみると、「コーヒーを毎日五~十杯飲んでいる」「辛い物が大好きでトウガラシなどをたくさんかけて食べる」などの回答が返ってくるのです。
こうした場合の腰痛は、内臓神経反射とよばれる反応により起こっていると推測できます。
内臓神経反射とは、ある一つの内臓に異常が発生すると、それに関連する神経を介して皮膚や筋肉などにも異常があらわれる反応のこと。
つまり、今回の腰痛の場合であれば、刺激物により大腸に異常が起こったことを発端に、神経がつながった先である腰椎四番、五番にひずみという形で異常があらわれてしまったといえるのです。
一週間の中断で痛み軽減に有効
人により体質や胃腸の強弱などは違ってきますので、何をどの程度ということはむずかしいのですが、ご自分でもこれは摂り過ぎかもしれないというものがあれば、一度量を減らしてみるとよいでしょう。
中には、牛乳やビール、焼酎などのアルコール類で大腸が荒れてしまう方も。これは、それぞれ持っている消化酵素の質や量が違うためです。
胃腸のただれなどによる腰痛であれば一週間ほど控えていただけば痛みが改善する可能性は十分にあります。
上部頸椎の矯正をしてもなかなかよくならない痛みには、内臓異常などほかの原因を探る
また、腰痛だけでなく体のことを考えるのであれば、何らかの酸化防止の処置をしているインスタントコーヒーや添加物の多いペットボトル飲料、缶飲料を控えることはとても大切です。なるべく、淹れたて、絞りたてのものをいただいてください。
こちらではこうした指導のほか、上部頸椎(首に七個連なる頸椎の二番と三番を指す)を矯正する施術をしながら、さまざまなお悩みの辛さに対応させていただいております。
上部頸椎の矯正で体の自然修復力を高めることで、腰痛を改善できる体に整えたうえで、内臓の不調による原因についても考えていくのです。
また、腰痛だけでなく体のことを考えるのであれば、何らかの酸化防止の処置をしているインスタントコーヒーや添加物の多いペットボトル飲料、缶飲料を控えることはとても大切です。なるべく、淹れたて、絞りたてのものをいただいてください。
施術についてはほんの一瞬ではありますが、実際その場で歪みの改善、痛みの軽減を実感する人は少なくありません(くわしくはこちらのホームページをご覧下さい)。
遠方で来られない方にもスカイプ(インターネットを使用したビデオ通話)を通じて、遠隔施術も行っています。
上部頸椎の矯正はご自身で行うにはむずかしい点もありますが、内臓の状態を整えることはすぐにできるケアです。腰痛でお悩みの方はまず、食生活を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。
症例 刺戟食カットで腰痛退散した!
● Aさんは施術で腰痛が軽減しても、すぐにぶり返すことの連続。よく話を聞くと、一日十~二十杯ものコーヒーを飲んでいるといいます。まずはその量を減らすことをお願したところ、以降の腰痛回復はスムーズに。再発もピタリと止まりました。