Q. 虫歯になりにくい体質に変えることはできますか ?
A. 虫歯になりにくい体質に変わることは可能です。
十全治療院に通院するようになってから、「虫歯になりにくくなった」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
それは、虫歯と頭蓋骨の歪みに深い関係があります。
頭蓋骨の歪みがあると顎(あご)が歪み、「かみ合わせが悪くなる」「唾液が少なくなる」「歯への神経伝達が悪くなる」などで虫歯になりやすくなります。
したがって、上記の3つの状態を払拭して総合的に体の状態を変えることにより、虫歯になりにくくなります。
かみ合わせ異常で、虫歯になりやすくなる。
かみ合わせの異常で偏った噛み癖になり、特定の歯に荷重がかかることで特定の歯に負担が掛かります。
頭蓋骨が歪むと顎が歪み、顎にくっついている上下の歯がズレて接触がうまくできなくなり、かみ合わせがくるってしまいます。
かみ合わせが悪くなると、食いしばりの癖もでてきてさらに歯の状態が悪くなります。
かみ合わせの異常を正すのには、頭蓋骨矯正が必要です。
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唾液の質と量に異常をきたすと、虫歯になりやすくなる。
唾液のはたらきには、食べ物を消化する役目以外にも様々な役割を担っています。
その中でも、虫歯の予防に関係するものは以下の通りです。
- 食後の歯の洗浄作用
- 虫歯を修復する再石灰化作用
- 口腔内の細菌を抑える抗菌作用
- 口腔内のPHを調整する中和作用
口と顎の周囲には8種類の唾液腺があり、必要に応じて量と質を調整して対応しています。
成人で1日あたりに約1.5Lもの唾液を分泌していますが、これは1日のお小水の量と同じくらいですから、唾液が少ないと虫歯になりやすくなること以外にも、消化吸収から排泄機能にも悪影響を与えてしまいます。
口と顎の周囲にある8種類の唾液腺のはたらきを鈍化させている主な原因は顎の歪みです。
唾液分泌の異常を正すのには、顎関節の矯正が必要です。
唾液線
歯に流れている神経の流れが悪いと、虫歯になりやすくなる。
顎関節の近くからでている三叉神経には文字通り三つの枝があり、1番目の枝が額、2番目の枝が頬、3番目の枝が下顎に流れています。
三叉神経の2番と3番の枝は頬から上顎と下顎へ神経が流れていますから、そこに圧迫があると上の歯と下の歯にも神経の流れが悪くなります。
歯に向かっている神経の流れが悪くなると、歯にも栄養が行き渡りにくくなり歯の質が悪くなります。
これも虫歯になりやすくなる原因になります。
三叉神経は顎関節の近くからでていますから、顎が歪むと三叉神経を圧迫します。
三叉神経の流れをよくするためには、顎関節の矯正が必要です。
首の一点矯正により、頭蓋骨が矯正されると虫歯の予防につながる。
首の一点を矯正すると、脳からの指令により頭蓋骨も正しい位置へ向かいはじめます。
これにより、「かみ合わせが悪くなる」「唾液が少なくなる」「歯への神経伝達が悪くなる」などが快方に向かうと総合的に虫歯になりにくい体に変わっていくのです。
首の一点矯正