Q. 便秘でもないのにお腹が張って苦しいのは、よくなりますか ?
A. 体の不都合を立て直す力を十分に発揮するための矯正ですから、対応できると思われます。
「便秘でもないのに、お腹が張る」ということですが、スッキリとした排泄ではないのでお腹が張っている可能性があります。
お腹が張るのは、消化吸収から排泄にいたるまでのプロセスに何らかの滞りがあると、ガスが溜まってお腹が張ることはよくあることです。
横隔膜が歪んでいると、胃や腸を圧迫してお腹に張りを感じることもあります。
ぽっこりお腹になるような、胃下垂になっていてもお腹に張りを感じることもあります。
30年の施術経験から、お腹の張りの意外な原因について説明したいと思います。
唾液がお腹の張りに影響することがある。
胃腸の調子がよくないと訴えられる方の場合に、顎(あご)が大きく歪んでいることがよくあります。顎の周囲には8種類の唾液腺があり、顎関節の歪みがこれらの唾液腺を圧迫して唾液の分泌量と唾液の質が低下します。
口の中に入った食物が歯で噛み砕かれて唾液と混ざり合い食道を通って胃に運ばれます。
唾液という消化液で十分に食物を処理していないと、胃腸に余分な負担をかけることになります。消化吸収の第一歩でつまづいているのです。
これが胃痛や便秘に繋がって、お腹が張るということの大きな原因になりやすいのです。
したがって、顎の歪みを矯正することによりお腹の張りを軽減させることができるかもしれません。
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横隔膜の歪みが胃腸を圧迫して、お腹の張りを感じることがあります。
胃のすぐ上に横隔膜があり、これが歪んでいると胃や腸を押して不快感を覚えることがあります。
横隔膜は大きな筋肉ですから、横隔膜が歪んでいるとかなり下にある臓器を圧迫しますから大きな影響を与えます。
胃下垂になっていて、ぽっこりお腹のような状態になっているとお腹が張って仕方がないという状態になることがありますが、これも横隔膜が胃や腸を押し下げている可能性があります。
呼吸にも作用している筋肉ですから、息苦しくなったりなど体の不調が増すばかりで、中には動機や不整脈に悩むこともあります。
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上部頚椎の矯正が体を立て直す力を導きます。
首の一点矯正により脊髄神経の圧迫をしている頚椎のズレが矯正されると、脳からの指令によりお腹の調子を整えることになります。歪んでいるところやお腹に手を触れない安全な方法です。
首の一点矯正
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