Q. 姿勢が悪くて、偏った歩き方をしています。よくなりますか ?
A. 体の歪みがとれると、歩き方と姿勢もよくなってきます。
体が歪んでいるから、姿勢が悪くなっているのです。
歩き方が悪いのには、それなりの理由があるのです。
意識して「何とかしよう」としているだけでは、その場しのぎに終わるだけです。
体を立て直すことは、意識して何とかなるものばかりではありません。
自然に傷が癒えるように、本能の計らいに委ねるべきです。
姿勢を正そうと意識して生活してはいけない !
「意識して姿勢を正そうとしたり、意識して歩き方を正そうとしたりしてはいけません」と、ご来院の皆さまにお話しています。
このようなことを続けていると、逆に体がさらに歪んできて結果としてよくありません。
姿勢や歩き方も脳がコントロールしているので、意識しなくとも、より悪化しないような歩き方・姿勢を自然にしています。
一例ですが、右の足首を捻挫すると右足をかばって左足に体重を掛けて、立ったり歩いたりして生活します。
これは、右足に体重をかけると捻挫の後がさらに悪化し、怪我の回復が思わしくなくなると脳が判断して、
歩き方を補正した結果として右足をかばっているのです。
これと同じで歩き方や姿勢が悪いのも、本能的に体をかばってさらに悪くならないように脳が工夫している現象です。
そのせっかくの脳の判断に逆らうことが、意識して姿勢を正して歩き方を何とか変えようとすることです。
偏った姿勢、歩き方というのは、すでに体のバランスが崩れた状態において、脳が下している最善の判断なのです。
他にも、「荷物を意識して右手に持つようにする」「右側で噛むようにして、片噛みを矯正する」
なども同じく、「さらに悪化しないように、体をかばっている」本能の計らいに逆らうことになります。
首の一点矯正は、本能的な脳の計らいを引き出す。
首の一点矯正の目的は、脳の力を全身に十分にみなぎらせることです。
脳からの指令を邪魔している、首一点のずれを矯正して脊髄神経の圧迫をとり除くことです。
本能の計らいによる、顔の歪み矯正の例を確認していただくとわかりやすいです。
詳しくは以下のページをご覧ください。