Q. 特に注意しなければならないことは、ありますでしょうか ?
A. より早く楽になれるように、注意した方がいい事項があります。以下に箇条書きにしました。
- お仕事、あるいは家事や学業を続けながらというかたちになりますが、特に通院初期は十分に体を休めて下さい。
先天的修復力(イネイト)の働きで全身が快方に向かいますが、この働きは外からの力ではなくご自身の内なる力によってカラダを立て直そうとするために、普段よりも体力を消耗します。
よく施術後に「けだるい感じがする」というお声をいただくことがありますが、これは生体からの「もっと体を休めて」という信号です。
この本能の叫びにできるだけ従って、他の時間を削ってでも、睡眠時間を多く取られるのが一番いいでしょう。
- 状況に応じて、トレーニング・ストレッチ等の運動は控えめに、あるいは休止して下さい。
ご自身の体力を使ってカラダを立て直そうとしていますから、運動は余計に体力を消耗することになるので避けておられた方が賢明です。
特に骨格のズレが矯正されている段階においては、関節の周囲の筋肉や靭帯も緩んでいてグラグラしている状態です。少しの力が加わっただけでも引っ張られてしまいやすい状態ですから、運動時には特に注意が必要です。
「仕事中はずっとパソコンの前に座りっぱなしなので、時々体を動かしていないとストレスが溜まる」というような方は、軽いウォーキングなどを併用することをお勧めします。
- 炎症を伴っている場合は温めない方がいいです。入浴時には湯船に浸かるのは短時間(5分間程度)にされたほうがいいでしょう。
- 薬・栄養剤・栄養補助食品等は自然修復の妨げになる場合がありますので、併用には注意が必要です。
(ただし急には中止できない薬もありますので、よく調べる必要があります。) - 頭部への刺激を控えめに
頭がい骨は15種23個の集合体ですが、表面は8個の骨がジグソーパズルのように噛み合って並んでいます。このつなぎ目(縫合)は、頭に歪みがある場合は隙間が開いていたり盛り上がっている部分もあり、刺激に対してかなりデリケートですので、洗髪は指を立てずに指の腹を使ってソフトに行って下さい。
髪の毛を切るのは大丈夫なのですが、特にお店(美容室・理容室)での洗髪は要注意です。