肋間神経痛と胸の痛み
胸の痛みとあばら骨の痛み
鋭い胸の痛みやあばら骨の痛みがでる、肋間神経痛とは
胸やあばら骨のあたりに、鋭い痛みを感じることがありませんか。肋間神経痛が出ているのかもしれません。
体を捻ったりなどの体勢を変えた時や呼吸する時などに、あばら骨に痛みが出るのが肋間神経痛の特徴です。
突然、脇腹や胸に刺すような痛みを覚えたりしますから、中には心臓が悪いのではないかと勘違いされている方もいらっしゃいます。
肋間神経は背骨である胸椎の間から出て、肋骨と肋骨の間を通って胸の中央まで流れています。
その間のどこかで神経圧迫が起きた時に、鋭い胸の痛みや脇腹の痛みを伴うのが肋間神経痛です。
背骨の歪みが肋骨のズレをつくり、肋骨の間にある肋間神経を刺激してしまっていることが肋間神経痛の原因になっていると考えられます。背骨の歪み矯正が有効な対策なのです。
背骨の一部である胸椎の横突起と肋骨頭は、くっついて背骨と肋骨との接点になっていますから、胸椎がズレていると肋骨も肋骨頭を介してひずみが生じます。
これがあばら骨の痛みである、肋間神経痛の原因となるのです。
肋間神経痛
体をふいに大きく捻ったり、大きな物を両手で抱えて左右に移動した時に、背骨の胸椎や肋骨をひずめてしまうことが多いようです。
前述のように肋間神経痛は他の部位の痛みよりもより鋭く感じやすく、「胸や脇腹が刺すように痛い」「胸や脇腹が痛くて、脂汗が出る」との表現をされる方もいらっしゃるくらいで、肋間神経痛のつらさは深刻です。
特に仰向けの姿勢や横向きの時に痛みを感じたり、寝返りを打った時にあばら骨の痛みのために目が覚めたりして、ぐっすり眠れない方もいらっしゃいます。
重症の肋間神経痛症状の場合は、呼吸の度に強く痛んだり咳やくしゃみであばら骨に響いたりします。
このような場合は、肋間神経の圧迫が深く強く出ていて、胸椎のズレが大きくなっていますから、早急に正しい処置をしなければならないでしょう。
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肋間神経痛の痛みをとるためには
背骨の歪みが肋間神経痛の原因ですから、背骨の歪み矯正が肋間神経痛の対策になります。
ただし、指圧やマッサージで背中を強く押すという処置をすると、背骨がさらにズレて肋間神経痛が悪化する恐れがあるので避けられたほうが賢明です。
十全治療院では、上部頸椎の矯正で背骨の歪みとあばら骨の歪み、肋間神経痛にも対応いたします。
手で背骨を直接ポキポキと矯正するようなことは行わない、痛くない施術です。
首のワンポイント矯正により、脳が全身に的確に指令を送れるようになり、胸椎・肋骨も自然に正しい位置に導きます。肋間神経痛だけでなく、顔の歪みや頭痛・肩こり・腰痛なども自力で改善に向かいます。